雨の日の革靴のメンテナンス方法

雨の足元

ご機嫌いかがですか?
ビジョンスタイリスト® 良岡侑宙(よしおかゆう) です。

2018年6月
大型の台風第5号がやってくるとのことです。

この時期、外出等の多いビジネスマンの方にとって
足元が濡れた靴を一日中履いているのは
不快な事だと思います。

また、そんな濡れた革靴をそのままにしておくと
雨シミがついてしまったり、革の表面がヒビ割れたりしてしまいます。

そこで、そうならないための革靴のお手入れ法についてお伝えいたします。

濡れた革靴のお手入れ方法

①まずは最低限水滴などの水分を拭き取る。
 家にある布などを利用して拭き取るだけで十分。
 拭き取る際にはやさしくおさえるようにして拭く。

注)水分をふき取る際はなるべく靴紐を外してから作業すると
  拭き残しなども起こりにくく作業もしやすい。

注)雨が革に浸透して色が変わってしまった部分は、
  そのまま放置しておくとシミになって残ることがある。
  その場合は、雨で変色した部分のパーツ全体を濡れ雑巾で拭き、
  乾いた時にムラにならないように、しっかりと濡らす。
  水よりもお湯を使った濡れ雑巾の方が浸透しやすい。

②靴の形が崩れないように注意しながら、たっぷりめに新聞紙を入れる。

注)新聞紙をマメに取り替える。
  濡れた新聞紙をそのまま詰めて一晩おいておくといったことをしてしまうと、
  革靴の中で濡れた新聞紙が革靴の中を湿らせることとなり、それがカビの原因になる。
  新聞紙をしっかりと交換できる環境や時間がある時のみ新聞紙を使用し、
  それ以外の時は新聞紙は使用せず、③の風通しの良い場所で乾燥させる方法を行う。

③新聞紙を抜いて、直射日光の当らない、風通しのいい場所で乾かす。
(革は直射日光には決して強くないので、日陰で干す)
 シューキーパーがあると、崩れた靴のかたちを整えることが出来る。
 また乾燥させる時は、段差のある場所でカカトを浮かして立てかけるように置いておくと良い。

注)足の甲が乾いたと思って安心しがちですが、まだ底の部分が濡れていることが多く、
 これが、インソール(中底)とアウトソール(表底)にカビが発生する要因になってしまう。
 底の部分までがしっかりと乾くように、少し靴底を浮かした状態で1日置く。

注)ドライヤーや直射日光で急激に乾かすと、ヒビ割れや型くずれの原因となる。

④靴が乾いたら、クリームなどでケアをする。
 靴が乾いたら全体をブラッシングの後、シュークリーナー(汚れ落とし)で汚れを拭き取る。
 その後、ラスタークリームというものを薄く伸ばしながら、ムラなく塗って磨く。
 このクリームは、濡れてダメージを受けた革に栄養と光沢を与え、ヒビ割れを防ぐ。
 今後の雨対策用に、撥水スプレーを吹きかける。

一流は足元に拘るといいます

よく、接客やビジネス本などに
「相手の靴を見ることで相手がどんな人か分かる」
と書かれてあります。

靴の手入れなどの状態で
その人の生活・ビジネススタイル・性格まで分かる
とも言われています。

確かに、電車に乗った時、
他の人の足元に目線が行きますが、
ふと目線を上げると
その靴のイメージにあった身なりや態度だな・・・
と感じることが多いものです。

 

ちなみに、一流と言われるビジネスマンや経営者は
雨が降ってきたら、傘をさす代わりにタクシーに乗ると言います。

それは、濡れたくないだけではなく、
濡れたスーツで相手にお会いするのは失礼であり、
靴の大切さを知ってるがゆえに、
靴の状態を大切に考えて、
靴が濡れるくらいならタクシーに乗る
という価値感を持っているのです。

靴まで気を遣うというのは、大変かもしれませんが
ちょっとの手間が大きな印象の違いを生むことにもなります。

靴にまで気を配る、時間を費やすことが出来る
そんな余裕ある生活や性格でありたいものですね。

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