色彩理論・2)色の基本原則

色の世界を広げる

ごきげんいかがですか?ビジョンスタイリストⓇ 良岡侑宙です。

前回、色についての説明をさせていただきましたが、何か、最近目についた色はありますか?

色はただ色として認識されるだけでなく、心や気持ちに働きかけシグナルをくれます。
それぞれの色にも意味があるので、何かその色のイメージする心境もあるかもしれません・・・

色と心理はまたの機会にお伝えししたいと思いますが、身の回りの色に関心をお持ちいただけたら嬉しいです。
では、今回も色について、もう少し掘り下げてみますね。

「色相環」をご存知ですか?

言葉は知らなくても、このような色のリング図を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

色相環

色は光の波長の違いによって、赤・橙・黄・緑・青・紫というように連続的に変化して知覚されます。
これを連続的に配列し、円環状にしたものを、「色相環」といいます。
色を体系化する時に用いる方法の一つです。

赤、青、黄色の3色が”原色”ですが、色相環をもとにした色の組み合わせには、いくつかの基本的なルールがあります。
この基本ルールを理解するために、まずは暖色と寒色の分類を捉えておくと良いでしょう。

●の三原則

先程、赤、青、黄色の3色が”原色”とお伝えしましたが、色の三原色は「光の三原色」と「色の三原色」があります。
それぞれの色の領域で基本になる三色についてお伝えします。

①光の三原色

「光の三原色」は発光で見える色で、その三原色は 「RGB(赤Red緑Green青Blue)」で作られる色です。
混ざると明るくなり、白に近づいていく混色方法で、加法混色と呼ばれています。

光の場合には、この3つの色を使うとほぼすべての色が再現できます。
テレビ画面やパソコンのモニター、電飾看板やライトなどそのもの自身が発光しているものは、この光の三原色で色が作られています。

 光の三原色

②色の三原色

「色の三原色」は、光が当たり反射して見える色です。

色の三原色は「CMYK(シアンcyanマゼンタmagentaイエローyellow)」で作られる色です。
混ざると暗くなり黒に近づいていく混色方法で、減法混色と呼ばれています。

理論的には、この3色を同じ割合で混ぜると黒になりますが、実際には濃い茶色が精一杯です。
本やチラシなど印刷で出されるものは、色の三原色で作られていますが、印刷の際にはキープレートとして黒を加えて色の安定性を高めています。

色の三原色

 

普段、何気に見ているTVや、カラープリンターですが、基本の3色から、無限の色が広がっていると思うと、色の奥深さを感じます。

次回は色の基本的な色の組み合わせについてお伝えします。

 お知らせ

ビジョンカラー診断

「色」 というものは、自分が意識しないとなかなか取り入れることが出来ないものです。
特に男性においては、日常でネクタイの色を考える程度…かもしれません。

けれど、色を日常に取り入れることは、色と使っている人の心と体に影響を与えるのです。
比較的、秋冬に出る色味は、男性の方には抵抗感のないものが多いと思いますので
「色」をキーワードに、アイテムのイメージを広げるのも良いと思います。

【ビジョンカラー診断】では、自分に調和する=似合う だけではなく、
自分のなりたいイメージ、相手に与えたいイメージを色に取り入れることをお伝えしています。
ご興味ある方は、こちらをご覧ください。
【ファッション】ビジョンカラー診断&骨格スタイルチェック

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