色を意識して服を購入していますか?

男性にファッションのお悩みを伺うと、

「いいな!と思って購入するのですが、
家に行って着てみると、あれ?何かが違う…と思うのです。
どうもコーディネートが上手くいかなくて…。」
といったお声を聴くことが多いです。

ファッションにおける3大要素は「色・形・素材」ですが、それらの気を付ける
点について、今回は「色」のポイントをお伝えします。

①色のポイント

1)色の組み合わせは無限大

色の基本となるのは、原色の赤、黄、青色を混ぜることで、
等和色のオレンジ、緑、紫色が出来上がります。

 
そしてこれらの等和色に、原色を混ぜることで、
赤オレンジ、黄オレンジ、黄緑、青緑、青紫、赤紫の3次色となります。

 
しかし、色には、
・色相(色み、色合い)
・明度(明るさの度合い)
・彩度(鮮やかさの度合い)
などを合わせると何色にも広がり、パターンも無限大。

 
そう考えると、色の組み合わせに悩む人が多いのも分かります。

2)実は黒はセンスが必要な色

「無難な黒で合わせる」と言うように何かと使える色ではありますが、
実は一歩間違えると、暗いだけ、地味に見られがちです。

 
しかも、黒は素材や品質によっては、
”安さが目立つ色”でもあるのです。

 
黒を取り入れるなら、白をプラスしたり、
グラデーションでグレーなどを取り入れてみましょう。

 
また、元々日本人には髪や目など、黒の分量が多いので、
服での黒の分量にも注意しましょう。

 

3)使う色を2~3色に留める

色を取り入れよう!と多色使いすると、
それぞれの色が主張してしまい、まとまり難くなります。

その時は、使う色を2~3色に留めると良いでしょう。


その色は、美しく見えて調和する色、
お互いが引き立てあっているように見える色を選ぶと、
人に心地よい印象を与えます。

 
似合うと感じさせる要因の一つは、相手にストレスを与えない色です。


そういう関係を考えると、好ましい手本は自然界にあるとも言えます。

例えば、空の青と雲の白のように、青は白の清々しさを引き立てます。

特に、紺・青・白のいずれかを広い面積で使うと、好感度が高くスッキリ
した印象になります。


ポイントとしては、使う色の「面積に差をつける」「明るさに差をつける」
「澄んだ色だけにするか、もしくは濁りのある色でまとめる」
またはグラデーションなどで統一感を出すような「共通性」を持たせましょう。

 
男性の場合は、基本的に上下のアイテムの組み合わせとなるので、
まずはその日に履くパンツを決めてから、
それに合う色を上に着る服で選ぶとよいでしょう。

 

続きは次回に!