色の組み合わせ方
ごきげんいかがですか?
ビジョンスタイリストⓇ 良岡侑宙です。
前回の色についてのお話の続きです
色の割合を考える
洋服には多くの色が使われていますが、
ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー
の3つのキーとなる色の組み合わせをしっかりしておけば
コーディネートは上手にできるようになります。
ベースカラーは、スーツ、コートなど全体の7割位を占める部分に使う色です。全体的な見た目の雰囲気を作る色になります。
アソートカラーは、ベースカラーを引き立て全体をまとめる色で
全体の2~3割を占める色です。
シャツやベスト、パンツ、靴やバッグなどがアソートカラーとなる色です。
アクセントカラーはメリハリを入れてファションを引き締める色で
全体の1割位を使います。
ベースカラーと対照的な色や目立つ色を選ぶとメリハリができます。
アクセサリーやネクタイなどがアクセントカラーの色です。
色の濃淡で合わせる:トーン・オン・トーン配色
同系の色相による濃淡で作る配色で色相の持つイメージが強調されます。
同系色の濃い色と薄い色の服を組み合わせた着こなしです。
色相の統一感があり、トーンに変化があるので、
統一と変化のバランスをうまくとると色彩調和しやすいです。
色味を合わせる:ドミナント・カラー配色
多色に統一感を持たせるために色味を同じ系統によせて一定にします。
服の色を似た方向の色でまとめた着こなしで、
その色相のイメージが配色全体を支配することになります。
例えば、初秋のデパートのディスプレイには、
いかにも秋らしい深みのある黄赤や黄色の洋服が陳列されます。
そして、その近くに枯葉や落ち葉などの小物を置き、演出しています。
このように、多くの色調の色があればあるほど、
色相がそろっていることが前面に打ち出され
効果的に見せることが出来ます。