1950年代の流行:〇〇族とは?

ごきげんいかがですか?

前回、1950年代の流行ファッションについてお伝えしました

 

色々調べる中で、面白いなと思ったのが
「●●族」
というのが流行っていたこと

 

1950年の●●族
皆さんもどこかで聞いたことのある言葉があるかもしれません

 

ロカビリー族

50’Sというと、アメリカ文化、ロカビリーなどの
イメージがあるのですが・・・

  

この「ロカビリー族」が誕生したのは、
1958年に開催された『日劇ウエスタン・カーニバル』がきっかけ

 

日劇ウエスタン・カーニバルに熱狂し、
ロカビリー歌手のファッションを真似したファンのことを
「ロカビリー族」と呼んだそうです

ファッションは、髪型はリーゼントで
長いジャケットにオープンカラーのシャツ
マンボズボンといった格好

 

1980年代
第2次ロカビリーブームとして
原宿にローラー族が登場し
「フィフティーズ系」が流行しました


ちなみに、エルビスプレスリーですが
56年に移籍したRCAからのファースト・シングル
「ハートブレイク・ホテル」が初の全米No.1
当時最も新しい媒体、テレビを利用して
全米にエルヴィス旋風を巻き起こした50年代

映画出演が中心となった60年代、
ライヴに没頭した70年代
と各年代を通して最高のエンタテイナーとして
23年間に渡りスーパースターの座に君臨したそうです

 

六本木族

当時の六本木は外国公館と進駐軍の街として
アメリカ兵の往来が目立つのが特徴で
それに惹かれて六本木に集まったロカビリー族が
後に六本木族と呼ばれるようになったそうです

この頃のファッションは、革ジャンや細身のパンツです

  

太陽族

元東京都知事で、作家の石原慎太郎が
1955年(昭和30年)に文芸雑誌『文學界』で発表した『太陽の季節』

1956年(昭和31年)に第34回(1955年下半期)芥川賞を受賞し、
1956年 映画化

この人気映画の原作者である石原慎太郎や弟の裕次郎をまね、
サングラスにアロハシャツ、
髪は慎太郎カットというスタイルが流行し
映画の舞台となった湘南の海岸に押し寄せたそうです

 

このような若者を「太陽族」と呼んだそうです

  

しかし、映画で描かれたような、無秩序な行動をとる若者や、
作品に影響を受けたとして犯罪行為をする若者が増え
ツッパリ、ヤンキー、ギャング系の元祖という説もあります

 

カミナリ族

カミナリ族とは公道をオートバイで高速走行することを
嗜好していた人達を指し、マフラーの芯を抜くなどの
改造を施すことから騒音が大きく、
その音が雷に似ているとしてこの呼び名がついたといわれています

 

現代でいうと暴走族のことですが
1950年代にバイクを所持出来る若者は
裕福な家庭の子であり、格好はお洒落で暴力性もなく、
暴走族とはイメージの異なる集団であったようです

 

  

●●族など、様々な集団が生まれていた時代

アメリカに追いつきたい!

早く大人になりたい!

そんな上昇志向の強さが時代に反映され、
エネルギッシュだったのでは。。と感じます