靴下の履きこなしのポイント・1
ごきげんいかがですか?
靴下を意識していますか?
毎日履いている「靴下」
暑い時期、素足がいいけれど、
仕事の時はそうもいきませんね
スーツ、シャツ、ネクタイ、靴にこだわっても
靴下をハズしてしまうと、
せっかくの苦労が水の泡です
今回は、意外とおろそかにしてしまいがちな靴下について
ご紹介していきたいと思います
日本における「靴下」の位置づけ
「靴下」というネーミングが示す通り、
日本人にとっての靴下は
「靴の下着」のような立ち位置です
靴を脱いだ時につま先部分に穴が空いていなくて、
臭わなければOK・・・
というくらいの認識の方もいるでしょう
たたみ文化が強く影響していることもあり、
海外と違って靴を脱ぐシーンが多いことから、
消臭機能や通気性といった
機能面が追求されることも日本特有です
海外での「靴下」の位置づけ
しかし、海外では、靴下は
れっきとしたファッションアイテム
「socks(ソックス)」「hose(ホーズ)」「stocking(ストッキング)」
といった呼称からうかがえる通り、
靴とは切り離された、立派な装いアイテムです
例えば1920年代には、プラスフォワーズ
(ニッカの裾を4インチ長くした半ズボン)に、
ロングホーズを合わせた着こなしが流行しました
アーガイル柄など、靴下が主役級の存在感を放っています
ちなみにこのスタイルは
ゴルファーの服装に起源をもっており、
スポーツミックスのはしりと言っても良いスタイルです
西洋では長期に渡るスーツ文化の中で、
装飾性の高い革靴が流行れば靴下がシンプルになり、
靴下が派手になればシンプルな革靴がスタンダードになったり
…と主役と脇役を交代しながら進化してきた歴史があります
それに対して日本人にとっての靴下は、
明治維新以降、スーツや革靴と一緒に入ってきた
脇役としてのスタートしました
歴史からも西欧と日本では、
靴下に対する姿勢が違うということを
知ることができます
次回は靴下を履く際のポイントをお伝えします